転職エージェントの複数利用・掛け持ち

転職エージェントは「複数登録したほうがよい」とよく言われます。 その主な理由は、求人の好みではなく必要な応募数にあります。 dodaの公表値では、転職成功者の平均応募社数は31.9社、 書類通過率は約30%、応募からの内定率は約4.5%です。1社の内定を得るのに、およそ27社の応募が必要になる計算です。 この数を1社の転職エージェントの保有求人だけで確保できるかどうかが、 複数登録を判断する実質的な基準になります。
「2〜3社」が目安とされる理由
31.9社
転職成功者の平均応募社数
約30%
書類選考の通過率
約4.5%
応募からの内定率
27社
内定1社に必要な応募数
出典:doda「転職活動の実態調査」「転職成功者の平均応募社数」(2026年10月8日に当サイトで確認)。
応募したい求人が20〜30社分必要で、そのうち「条件に本当に合うもの」だけを選ぶとなると、 紹介を受ける求人の母数はその数倍が必要です。1社の転職エージェントで足りることもありますが、職種が限定的なほど不足しやすくなります。 複数登録は「保険」ではなく、母数を確保するための手段です。
年代による平均応募社数の違い
20代
平均23社
30代
平均19社
40代
平均15社
40代になると平均15社です。応募数を増やすよりも、応募する1社ごとの精度が結果を左右する段階に入ります。 この年代では、転職エージェントを増やすより「自分の経験を正確に理解してくれる1〜2社」に絞るほうが有効な場合があります。
複数利用のメリット・デメリット
メリット
- ✓より多くの求人にアクセスできます
- ✓異なる視点のアドバイスを受けられます
- ✓非公開求人の幅が広がります
- ✓担当者を比較できます
- ✓特定のエージェントへの依存を避けられます
- ✓複数の面接対策を受けることで準備が充実します
デメリット
- △連絡の管理に手間がかかります
- △スケジュール調整が複雑になります
- △同じ企業へ重複応募するリスクがあります
- △各エージェントへの対応に時間がかかります
- △情報が多く、判断に迷うことがあります
おすすめの組み合わせパターン
パターン1:幅広く求人を探したい方
リクルートエージェント(求人数最大級)+ doda(サイト機能も活用)の組み合わせです。 両方に登録することで、公開・非公開合わせて最大級の求人にアクセスできます。
パターン2:20代・第二新卒の方
マイナビエージェント(20代の支援に強い)+ リクルートエージェント(求人数の幅)の組み合わせです。 若手向けのサポートと豊富な選択肢を両立できます。
パターン3:ハイクラス・キャリアアップを目指す方
ビズリーチ(ハイクラス・スカウト型)+ JACリクルートメント(外資系・管理職に強い)の組み合わせです。 高年収の求人と専門性の高いサポートを受けられます。
パターン4:バランス重視の方
リクルートエージェント+ doda+ マイナビエージェントの3社併用です。 大手3社の強みを組み合わせることで、求人の網羅性とサポートの質を最大化できます。