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陸運・物流の年収ランキング【2026年・有価証券報告書】

陸運・物流8社の平均年収を、有価証券報告書の記載値(平均年間給与・決算期明記)だけでランキングしました。ネット上に多い「推定年収」ではなく、各社がEDINETに提出した一次データにもとづく数値です。 物流は持株会社と事業会社で数字の意味がまったく違う業界です。8社中4社が持株会社で、現場職は事業会社に所属します。単年の数字だけでなく直近3期の推移まで併記し、持株会社単体値の落とし穴や中途採用の入口もあわせて解説します。

有報準拠 陸運・物流 年収ランキング

順位会社分野平均年間給与(有報)決算期
1位ヤマトホールディングス持株会社(宅配)約1,248万円2026年3月期
2位三菱倉庫倉庫・不動産約943万円2026年3月期
3位住友倉庫倉庫・国際輸送約844万円2026年3月期
4位NIPPON EXPRESSホールディングス持株会社(総合物流)約833万円2025年12月期
5位SGホールディングス持株会社(宅配)約786万円2026年3月期
6位山九プラント・物流約730万円2026年3月期
7位セイノーホールディングス持株会社(特別積合せ)約711万円2026年3月期
8位上組港湾運送約703万円2026年3月期

※各社の有価証券報告書「従業員の状況」記載の平均年間給与(提出会社・全社員平均・賞与含む)。IR BANK掲載値を2026年9月22日に確認。物流会社は総合職・ドライバー職・現業職で処遇体系が異なり、提出会社に在籍する従業員の構成も会社ごとに違うため、社間の単純比較には幅がある点にご留意ください。とくにヤマトHD・NIPPON EXPRESS HD・SGHD・セイノーHDは持株会社単体の値です。

直近3期の推移——7社が上昇、1社だけ下落

会社2024年3月期2025年3月期2026年3月期前期比
ヤマトホールディングス1,191万円1,226万円1,248万円+22万円
三菱倉庫938万円912万円943万円+31万円
住友倉庫790万円814万円844万円+30万円
NIPPON EXPRESS HD937万円(2023年12月期)891万円(2024年12月期)833万円(2025年12月期)▲58万円
SGホールディングス738万円769万円786万円+17万円
山九616万円641万円730万円+89万円
セイノーホールディングス671万円691万円711万円+20万円
上組637万円661万円703万円+42万円

※NIPPON EXPRESSホールディングスは12月期決算のため、列の見出し(3月期)とは時点が異なります。山九の+89万円が最大の上げ幅で、NIPPON EXPRESSホールディングスの▲58万円が唯一の下落です。「2024年問題で物流は一律に給与が上がった」とは言えないことが、有報値から読み取れます。

各社の特徴と転職ガイド

1位 ヤマトホールディングス 約1,248万円(2026年3月期)

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宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。8社で唯一1,000万円台だが持株会社単体の値で、平均36.4歳・勤続10.3年

2位 三菱倉庫 約943万円(2026年3月期)

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倉庫・港湾運送に不動産事業を併営。倉庫系で最高水準

3位 住友倉庫 約844万円(2026年3月期)

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倉庫・港湾運送・国際輸送。直近3期とも上昇(790→814→844万円)

4位 NIPPON EXPRESSホールディングス 約833万円(2025年12月期)

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日本通運を中核とする持株会社。8社で唯一の減少(937→891→833万円)で、12月期決算のため他社と時点が異なる

5位 SGホールディングス 約786万円(2026年3月期)

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佐川急便を中核とする持株会社。平均勤続9.9年と短め

6位 山九 約730万円(2026年3月期)

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プラント機工と物流の一体運営。最新期+89万円と8社で最大の上げ幅

7位 セイノーホールディングス 約711万円(2026年3月期)

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西濃運輸(カンガルー便)の持株会社。660万円まで下げた後3期連続で回復

8位 上組 約703万円(2026年3月期)

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港湾運送の専業大手。直近3期とも上昇

ランキングを見るときの3つの注意点

持株会社か事業会社かで意味が違う

8社中4社が持株会社で、現場職は事業会社に所属します。求人票の年収と有報値がかけ離れて見える最大の理由がこれです。

決算期が揃っていない

NIPPON EXPRESSホールディングスだけが12月期決算です。同じ「最新期」でも時点が3ヶ月ずれるため、単純比較には注意が必要です。

平均は年齢・勤続で上振れ

平均年齢が高く勤続が長い会社ほど全社員平均は高く出ます。8社では平均36.4〜47.5歳と幅があります。中途入社時の提示額とは別物です。

陸運・物流業界への転職で活用したい転職エージェント

物流業界は総合職と現業職で求人の出方が大きく違い、管理系ポジションは非公開求人の比率も高い領域です。複数登録で求人と情報を広く集めましょう。

リクルートエージェント

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求人数業界最大級。物流・倉庫・3PL領域の求人も幅広くカバー。

JACリクルートメント

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ハイクラス・グローバル転職に強み。国際線・海外拠点を持つ企業のポジション紹介に定評。

ビズリーチ

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スカウト型。市場価値の把握と、管理職・専門職ポジションの情報収集に。

エージェントと求人サイトの両方を利用可能。同業他社との年収レンジ比較がしやすい。

よくある質問

陸運・物流で平均年収が一番高いのはどこですか?
有価証券報告書(IR BANK掲載値を2026年9月22日確認)では、ヤマトホールディングスが約1,248万円(2026年3月期)でトップです。ただしこれは持株会社単体の値で、宅急便ドライバーを含むヤマト運輸(事業会社)の水準とは別物です。事業会社の実態に近いのは、単体で事業を行っている三菱倉庫 約943万円・住友倉庫 約844万円・山九 約730万円・上組 約703万円のほうです。
なぜ持株会社の平均年収は高く出るのですか?
有報の平均年間給与は「提出会社」に在籍する従業員が対象です。持株会社にはグループ運営に関わる本社機能のスタッフが中心に在籍し、現場職は事業会社側に所属します。そのため持株会社単体の平均は高く出やすくなります。今回の8社ではヤマトホールディングス・NIPPON EXPRESSホールディングス・SGホールディングス・セイノーホールディングスの4社が持株会社です。求人票の年収レンジと有報値がかけ離れて見えるのは、多くの場合この構造が理由です。
2024年問題のあと、物流の年収は上がっていますか?
8社中7社が直近3期で上昇しています。とくに山九は641万円→730万円と最新期だけで89万円増、上組は637→661→703万円、住友倉庫は790→814→844万円と連続して上昇しました。一方でNIPPON EXPRESSホールディングスは937万円(2023年12月期)→891→833万円と唯一減少しています。業界全体が一律に上がっているわけではない、というのが有報値から読み取れる実態です。
有報の平均年収はドライバー職も含んだ数字ですか?
提出会社に在籍する従業員の平均です。持株会社(ヤマトHD・NX HD・SGHD・セイノーHD)の場合、ドライバー職は事業会社に所属するため基本的に含まれません。一方、山九・上組・三菱倉庫・住友倉庫のように事業会社そのものが上場している場合は現業職を含む平均になります。同じ「物流業界」でも数字の意味が違う点に注意してください。職種別の水準は募集要項やエージェント経由でご確認ください。
陸運・物流の中途採用はどこに応募すればいいですか?
8社とも公式サイトに採用ページがあり、2026年9月22日に実在を確認しています(ヤマトHD・NIPPON EXPRESS HD・SGHD・山九・西濃運輸・三菱倉庫・住友倉庫・上組)。物流業界は総合職と現業職で募集の出方が大きく異なり、管理系・国際輸送・IT系のポジションは非公開求人の比率も高いため、公式採用ページの定点確認とエージェントの併用が現実的です。

陸運・物流業界への転職を考えたら

まずは各社の転職ガイドで一次データを確認し、エージェント経由でポジションごとの実情を確かめましょう。